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執筆者の写真Sari Kaede

最近の葛藤&近況報告

こんにちは、サリー楓です。


とても暑い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。


先日、タレントのりゅうちぇるさんが亡くなりました。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。


「自分らしく生きる」を貫いていいのだろうかと不安を抱える人々にとって、

自分らしく生きていいんだよと導いてくれる太陽のような存在だったと思います。

何度かお仕事でお会いしたことがある方でしたので、とても受け止められない話でした。

何があったのか、誹謗中傷が原因ではないかと憶測やリアクションが飛び交っていますが、

私から主観的なをするのは控えたいと思います。


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当たり前の話ですが、

生きている人は必ず違うし、自分の周囲の人も遠い社会にいる人も少しずつ違いがある。

違う価値観や人間関係を持っている人がひとつの地球にたくさん住んでいる。

そういうことに想像力が働く社会にならなければいけないと改めて思いました。


私自身のドキュメンタリー映画などを通して何度も訴えかけているように、多様性は押し付けるものではないと思っていますし、自分と違うものを受け入れられない人々もまた包み込むのが本当の多様性だと考えています。

差別や誹謗中傷をする人が「そのような現在」に至ったまでの経緯を想像すると、

加害者性のある立場なのに心が痛くなります。

すべてのひとが、自分と他人が違うことに対して「なんで違うんだ!」ではなく

「私と違う、それもいいね!」とリアクションするのが人間性のある社会だと思います。


今は上手く言葉にできませんが、

少しずつ自分の言葉にして社会にアクションできるように進み続けます。


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こういった情勢も受けて、

自分自身の”現在”についても正しく発信したほうがいいのではないかと思いました。

それは、私自身が「トランスジェンダー」という規範の中で生きていくことに疲れてしまったということです。



それはどういうことかというと、

例えば何かの撮影の時に「できればスカートよりパンツがいい」と言うと

「意外とそういう感じ(トランスジェンダーっぽくない感じ)なんですね」

と悪気なく反応されることがあります。


インタビューで「トイレは男性用・女性用どちらを使いますか?」と質問されて、

「社会のルールとしては男性用を使ったほうがいいのでしょうが、

それでは他の利用者の混乱を招くので多目的に行きます」

と答えるとガッカリした反応をされます。


「(トランスジェンダー女性として)女性トイレを使います」

と言ってほしいのかもしれないですが、現状と違うことを言うわけにはいけません。

これも、質問者には悪気はないのだと思います。


ただ、そのような”トランスジェンダーらしさ”の押し付けに疲れました。

もしかしたら自分の実態は世間一般の「トランスジェンダー」という言葉の認識とは大きく異なっているのではないかと思いました。

だとすると、「どういう経緯でそうなったのか」「今はどういう現状なのか」

ということを、みなさんにお知らせするべきだと思いました。


その最初の記事として、マガジン「ViVi」にインタビューしていただきました。



私は自分で文字を書く時は慎重になってなかなか思い切ったことが言えません。

このように記事にしてくださったViViの取材班&編集者の方々に感謝いたします。


これから取材やお仕事を依頼いただく方は、

お手数ですが上記の記事などをご覧いただいたうえで、

それでも依頼していただけるかどうかについて判断していただければと思います。


不明な場合はコンタクトフォームよりお問い合わせください。


どうぞ今後ともサリー楓をよろしくお願いします。



それじゃ、


またね!

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